2005年7月27日
エホバの証人のでき方⑥
この2つの論理的根拠をもう少し詳しく書きますね☆
(^∀^)
まず1つ目の、「神のご意志」の時期がいつかってのが、聖書を勤勉に調べることによってどうわかるのかという点ですが。
長いけど、我慢してイッキに読んでね。(>_<;)
前書きましたけど、エホバの証人の人たちによると、古代の聖書時代に神の是認を受けた唯一の組織が地上に存在して、それがイスラエル民族だったワケですが、このイスラエル民族には、役割もあったんですよね。
その役割は何かというと、神の宇宙の支配者としての権威というか支配権というか、そういうものを地上で代表するってこと。
まあ、外国に大使館をおいて、そこに国旗掲げるみたいな感覚で。神の支配者としての権威はイスラエルによって地上に対して代表されてたという構図。そしてその証拠として、イスラエルはどこの国と戦争しても奇跡とかが起きて天下無敵だったと。
ところが、この神の支配権の地上での代表が途絶えることが予言されるんですね。
それが聖書のダニエル書の4章というところにでてくるそうです。
そこにどんな内容が書かれているかというと、ネブカドネザルという名前の、ある王様が変な夢をみるワケです。
その夢の中では、何だかもんのすご~~~~~~く(>_<;)デカイ木がでてくるんだけど、天使がやってきて、この木をスッパリ切っちゃうんですよね。
( ̄∇ ̄)ナハハハ
ただ、切られた木の根っこはそのまま残されて、成長がストップするように金属の輪っかをかけられます。そして「7つの時」が過ぎると再び木は成長を始めると。
エホバの証人の理解によると、このデカイ木は、イスラエル民族によって代表されてた神の宇宙の支配者としての権威を表すそうです。
そしてその木が倒されることは、その神の権威の代表たるイスラエル民族が滅ぼされ、地上で神の権威を代表する組織がなくなることを意味すると。
しかし、「7つの時」が過ぎ去れば、神の支配権は再び地上に対して示される。
というのが、エホバの証人のダニエル4章の理解なワケです。
(^∀^)
これはつまり、イスラエル民族が滅びる時(=起算点)がいつなのかと、そこから流れ始める「7つの時」(=経過期間)がどの位の期間なのかがわかれば、神の支配権が再び地上に対して示される時、つまり神の特別なご意志の時がいつか割り出せるワケです。
(^∀^)ムフフフフフ
エホバの証人によれば、イスラエルが滅ぼされて木が倒されたのは、紀元前607年のエルサレム攻略の時だそうです。
そこから「7つの時」が過ぎたら、神の支配権は再び示されるので、この「7つの時」は何年間なのか気になるワケだけど、まず黙示録を調べると、1つの時は360日とあるそうです。そうすると、「7つの時」は2520日ということになります。
そして、民数記には「1年に対して1日」という記述があるので、この法則をあてはめると、2520日は2520年ということになります。
紀元前607年から2520年が過ぎると西暦1914年になります。
というわけで、エホバの証人の方たちは1914年に神の支配権がこの地に対して再び示されるんだと考え、それはどういう意味かというと、天ですでに復活していたイエス・キリストがその年に地球を支配する「神の王国」の王として天で即位するということだ、と考えているんですよね。
そして、イエスキリストはまだ地上にいたときから、自分が王様になるときには戦争・地震・食糧不足といった「しるし」が地上に現れると予言していて、実際そのとおりに1914年に第一次世界大戦が起きたしその後戦争が続いているし、その年を境に地震や食糧不足も増えているし、そういった目に見えるしるしが、1914年はまさに預言成就の年で、その特別な年にイエスキリストが神の王国の王として即位したことをガッツリと証明しているんだ、とも考えているかと思います。
そして、ラッセルとその仲間は勤勉かつ誠実な聖書研究によって、これらの「真理」を理解するにいたり、1914年の何年も前から、この特別な年についてふれ告げていたら、まさにその年に預言が成就して、その理解が正しかったことが証明されたと。この特別な年について事前に理解し・ふれ告げていた組織なんぞはもちろん彼らをおいては他になく、事前にこの年を述べ伝えていたという事実や、何よりこの年の意義をきちんと理解できるようになるには神の助けなくしてはできるはずもないのだから、そうした理解のための神からの助けを得られたということも、神から是認された唯一の組織であることを示す間違いのない証拠だと。ま、そういう理解がなされていると思うんですよね。
さらに、イエスキリストは、自らのバプテスマから3日半の後に、エルサレムの神殿に現れて、そこにいた両替商たちを追い払うことにより神への崇拝を清めたと。この予言的行動の成就として、1914年から3年半の後の1918年にイエスは地上の崇拝を清めるために地上に注意を向け、当時バビロン的な因習(誕生日とかクリスマスとか)をまだ引きずっていたエホバの証人組織を清めなくてはならなかったので、精錬というか懲らしめというか、そんなんを与え、それがすなわち1918年のラザフォードを含む8人の協会役員の投獄だったと。
その後1919年に彼らは解放され、その年にはオハイオのシーダーポイントですっごい大会やったし、黄金時代誌も作りだしたし、もはや大いなるバビロン(背教したキリスト教世界を中心とする偽りの宗教の世界帝国)はエホバの証人の邪魔ができなくなったので、その年に大いなるバビロンは倒れたんだと。
このあたりまでが、エホバの証人が自分たちが唯一真の宗教だと主張する根拠の1つ目、「神のご意志の時期がいつかというのは聖書を勤勉に学びさえすれば具体的年号を特定できるし、ラッセルとその仲間は実際、その神のご意志の時期を事前に割り出し、人々に知らせていた」という点についての流れなわけです。
あ~~~
こんなに長くなるとは思わなかった。
(^∀^;)シンドイ
エホバの証人の人たち自身も、キチンとすぐには説明できないってのがよくわかるわ、しょうがないねこれだけ複雑だと。
あ、エホバの証人の人とかでこれみてて、もし間違いあったら教えてくださいね。
(>∀<;)フヒー!
さて、エホバの証人の自らの正当性を主張する上での論理的主張その2
「神のご意志にとって特別な時期を起点に、エホバの証人が神にとっての唯一真の宗教として是認されたことを示す、明らかな目に見える証拠があること」っていうてんなんですが、こっちはまあ簡単なわけですよ。
上に書いたように、1914年に続く1918年の協会役員の投獄・1919年のシーダーポイントの大会と黄金時代誌の発行開始、こういったいろんなエホバの証人組織にとっての重大ニュースも、大抵聖書預言の成就であり、こういうイベントが全て聖書から説明できるってことがこれには含まれるわけですけど、それより何より、エホバの証人が現在「霊的繁栄」を経験しているという厳然たる「事実」が、エホバの証人だけが真の宗教であることを示す、明らかな目に見える証拠だ、とされています。
この「霊的繁栄」って何かというと、まあ「わかりやすすぎるぞコラ」ってくらいわかりやすくいっちゃうと、
- 聖書の意味がちゃんとわかる ってことと、
- 数がふえてる
ってことに尽きる印象。
例えば、1914年から終わりの日が始まったこと、大半の人間の希望は将来地上の楽園で生きることで14万4千人だけが天へ行って王様になること、地上に苦しみが存在するのはこないだも書いた神と悪魔の論争の結論を示すためでキチンと理由があること、こういう聖書の正しい理解が得られているのはエホバの証人組織だけで、これは神がエホバの証人組織を祝福しているからで、こういう理解がエホバの証人だけに与えられているということは、神が特別に是認している証拠だというわけです。
あとは、とにかくエホバの証人が世界中で増え続けていることは、ひたすら神の祝福だと、まあそういうわけですね。
なんかとんでもなく長くなったけど、エホバの証人たち自身が自分たちの組織についてどう考えているのか、なるべくエホバの証人の観点から必要十分に書いたらこんな感じなのかな?と思うことを書きました。
(^∀^;)=3
世間の人の目にエホバの証人の発生と発達がどういう風に映るのかだけをツラツラかくのは不公平だもんね☆
さて、このエホバの証人側からの説明、どせいさんはどう思うかというとですね、まあかなり説得力あると思うんですよね。
なによりさ、最初に書いた一般人のエホバの証人組織についての文化的視点からの解釈は夢も希望もない感じですよね。
それにひきかえこちらの説明は、すごいわくわくする感じだし聞いてて楽しいというか、続きが気になるし、もっといろいろ質問したくなる感じもする。
(^∀^)キャー!
次回はね、ここら辺くらいまでしっかりエホバの証人側からの説明聞いた上で、まともな一般人はどう考えるのかなあ、っていうのを、どせいさんなりに書きたいと思います。
あ、でもねなんか同じテーマずっと続いてちょっと飽きちゃったんだよね。
次回はタイムリーな別の軽い話題書いて、そのあとにでもまたどせいさんの勝手な意見をつらつら書こうかな。
あ、でも間あくとワケわかんなくなるかな。
どうしよう。
(>∀<;)…