2005年9月22日
バカ話・うわさ話野郎②
さて、海外のエホバの証人バカ話となると、とたんにジョーク色が強くなる感じがしますね。
(^∀^)ニャハハハ
かなりストーリー性があり、起承転結や特に「オチ」がしっかりしてるのが多くて、その分日本人の感覚からいくと腹のそこからくる笑いという感じにいまいち欠ける感じがしますね。
ただ無駄に数は多い。
そんで、大抵は「迫害者」や「キリスト教聖職者」みたいな、濃いキャラが登場するんですよね。(^∀^)マイッタ
そして、ハタからみるものには、
「え!そんなのネタにしてだいじょうぶなのかい?( ̄∇ ̄;)」
と思えるようなあやういネタが大変多い。
それこそ迫害とか輸血とかね。
例えば。
エホバの証人嫌いで有名な、ある市の市長はヘンクツで、普段相手にしてくれる人がいないので寂しく思い、動物なら話相手になってくれるだろうと、オウムを買いに行ったそうな。
ところが運悪く、ペットショップの親父はエホバの証人だったんですね。市長はそれに気付かない。
(>∀<;)ウヒー!
ハラハラ
市長はさっそくおうちでオウムに話かけてみたんだけど、オウムはウンともスンとも言わない。市長はガッカリして、オウムを部屋に置いたまま、その存在を気にしなくなったんだそうです。
ところが。
今までウンともスンとも言わなかったオウムが、火曜日の夜7時に突然口を開き、大きな声でいいました。
「ショセキケンキュウ、ショセキケンキュウ」
オウムはずっと繰り返します。
それを聞いた市長。
すぐにそれが、エホバの証人の集会のことだと気付き、怒り狂います。
(>∀<;)ムガー!
「今までウンともスンとも言わないと思ってたら、よりによってエホバの証人の集会のお知らせか!」
市長はオウムを絞め殺してやろうかと思いましたが、オウムは30分もするとおとなしくなり、何もいわなくなったので、命だけは許してやりました。
ところが。
市長がそのことを忘れた頃、木曜日の6時半になって、オウムは再び突然口を開き言いました。
「シンケンセンキョガッコー、シンケンセンキョガッコー」
市長はまたも怒り狂い、オウムを絞め殺してやろうかと思いましたが、再び30分もするとオウムはおとなしくなり、命だけは許してやりました。
ところが。
日曜になると、嫌な予感がしてた市長をしり目に、1時半になって、オウムは再び突然口を開きました。
「コウカイコウエン、コウカイコウエン」
再び市長は怒り狂い、今度ばかりはオウムを掴み、力一杯オウムを壁に叩き付けました。
こうなったらオウムはひとたまりもありません。力なくヒュルヒュルと床に落ち、今にも死にそうな虫の息。
するとその今にも息を引き取りそうなオウムが、最後の力を振り絞り、片方の翼をパタパタさせて、市長を呼んでいます。
「シチョ~・・・、シチョ~・・・」
それに気づいた市長が近づくと、オウムは何か言おうとしています。
遺言でも言おうとしてるのかと思って、最後の言葉ぐらい聞いてやるかと考えた市長は、冷たくオウムに聞きました。
「なんだ、なんか言いたいのか」
するとオウムは片方の羽をパタパタさせて言いました。
「ユケツ、イヤ
ユケツ、イヤ」
・・・パタッ。
・・・・。なんと立派なオウムなのでしょう!
( ̄∇ ̄)
なんか、アメリカのどっかの州ではやったジョークらしいんですが、エホバの証人の人たち自身がこういうジョークでゲラゲラ笑ってるとこって、なんか、あんまし想像したくない気もしますが。
まとにかくこういう輸血拒否関連のハナシとか、反対者のハナシとか、いっぱいあるみたいで。
ジョーク形式以外ではですね。
例えばオーストラリアだったかニュージーランドだったか、とにかくそっち方面の羊系の国に、エホバの証人の一コマ漫画を描いてる兄弟いますよね。
どせいさんもかなりの数のその人の一コマ拝見しました。
エホバの証人の社会の中の風刺がいろいろされてるんですが、なかなかよくできてると思いましたね。
例えばあるヒトコマ。
集会のお祈りが終わった直後みたいなシーンが描かれてて、沢山の人が王国会館の自分の座席の位置に立っているんですね。
ところが、王国会館のあちこちにはクモの巣が張り、立ってる兄弟姉妹・子供たちは服がボロボロで頬はこけ、目の下にクマができ、あたかも王国会館の座席のそれぞれ自分の位置に立ったまま、何十年も経ったかのような光景。
そんで、一コマですから、下に一つだけセリフが書いてあるワケなんです。そのセリフは1番前で父親と手をつないで立っている子供のセリフなんですが。何と言ってるかというと、
「パパー。
…あの訪問講演者、今までのお祈り最長記録更新だね~」
と。
無駄に長いお祈りをヤユする漫画なワケですな、これが。
他にも、微笑ましい風刺がいっぱいアリマシタ。
たとえば、ある一コマには、チキチキマシーン猛レースにでてきたケンケンみたいな、すんごい悪そうなブルドッグぽいデカい犬が、自分の犬小屋の前で口を押さえて
「ウシシシシ(≧∀≦)」
て笑ってるんですね。
この一コマ、セリフはなし。
ただその犬の小屋の屋根の下あたりに、4つか5つくらい、インスタント人間のマークが書いてあるんですよ。
インスタント人間てわかりますかね?あの、○をかいて頭代わりにして、胴体と手足は線をピッピッとひいただけのやつね。
でそのインスタント人間の図がいくつか並んでて、なぜかみんなカバン持っているんですよ。しかも何体かはスカートはいてたり。
つまりね、戦闘機のパイロットて、自分が撃墜した敵機の数を、自分の機体に戦闘機マークつけていって自慢するじゃないですか、あのノリでこの犬、今まで自分のご主人様を訪問してたエホバの証人のうち、噛みついた奉仕者の数だけマークを小屋につけて、それみて笑いがとまんない感じになってるってことなんですよね。
ほほえましいでしょ?
( ̄∇ ̄;)スカーン
こんな風に自分たち自身を揶揄することができるってのは、いろいろ意義深いことだと思いますね。こういうやや自虐っぽいネタは、ジョーク式のバカ話にもたくさんでてきますね。
例えば。
あるクモがある日ある王国会館に住み着いたそうなんですね。
ところがエホバの証人は「清い民」なので、キレイ好き清潔好き人たちで、どこにクモが巣をはっても、すぐに次の集会前にお掃除当番に巣を取り除かれてしまう。
さすがにここまでは掃除しないだろうという場所に巣をはっても、エホバの証人はとにかく「清い民」なので、必ず見付けられ、取り除かれてしまう。
そんな感じで、クモは完全に参ってしまい、王国会館に住み着くことをなかばあきらめかけていたそうな。
ところがある日、ひょんなことから、奇跡的に、会衆の誰からも関心を払われない場所を発見し、そこに巣をはってみました。
なぜかその場所には本当に誰も関心を示さず、むしろ避けて通るほどでした。
おかげでクモは末長くそこに住むことができました。
めでたし、めでたし。
( ̄∇ ̄)ハハハハ
でね、まあこういうのお好きな方にはすぐにピピッときたかと思うんですが、その誰も関心を示さない場所ってのはもちろん寄付箱なワケですね。
ま、長々といろいろ書いちまいましたが、これらの例のようにですね、エホバの証人についてのいろんなJokeとか、anecdoteみたいなのがたくさん存在するということ、そして自分たち自身を揶揄したりするものが多いということは、それだけエホバの証人「社会」の規模の大きさとか安定性を示すものだと思うんですよね。
そもそもこういうおバカな話を考えつく人がいて、それを受け入れる一定の数の人と、雰囲気が存在するってことですから。特に自虐的なjoke、風刺的jokeが存在するってことは、それだけエホバの証人「社会」の成熟性・安定性の証拠とも受け取れる感じもしますね。こういう点から言っても、エホバの証人というのは狂信的カルトとは完全に一線を画するのではないかとも思います。
もっとも、日本で話したらぶたれそうなハナシも結構あるのでね、そういうことを考えると、エホバの証人文化の形成やその成熟度ってのは、国や地域ごとにかなり区別して考える必要があるということも示唆されているのかなあと。いう気がしますね。
やはり本当にエホバの証人問題やエホバの証人の本質を考えたいと思ったら、国・地域・言語・文化別に考察する個別具体的視点と、「アメリカに本部を持ち」「統治体によって世界的に束ねられている」総体としてのエホバの証人に対する大局的視点とを、常に柔軟に切り替えることが不可欠な気もしますよね、どうなんだろ。
さて、こんな風に前回と今回ちょっとだけ紹介したバカ話ってのは、面白かったりほほえましかったり、とにかく健全な印象があります。
しかし一方で、エホバの証人社会内で伝播している「うわさ話」の類には、なんとも言えない不気味なものも多いんですよね。
続きはまた次回。