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2005年11月26日

『JWプレコックス感』野郎⑫

さてこの『言語訓練コース』は一体どのようなものなのかってハナシなんですが。

比較的細かいとこまで書きますんで、つまんなかったらごめんなさい。
(^∀^;)

 
 
実はどせいさん、この外国語の大会でウロチョロしてた時にですね、ほんのちょびっとでしたが、言語訓練コースの教訓者だっていう方たちとお話させていただいたんですね、お一人は日本の方で、もうお一人は若いネイティブの兄弟。

 
 
こういう方たちから伺った話とか、どせいさんがもともと知ってたこととかを総合して考えるとですね、どうもエホバの証人の言語訓練コースでは、『TESOL』という方法を使って言語クンレンをしているらしいんですよね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この『TESOL』について少し詳しく書くとですね。

これは、“Teaching English to Speakers of Other Languages”の略称で、北米で確立されている「第二外国語としての英語教授法」なんですね、つまり英語を母国語としない人にネイティブが英語を教えるための資格。堅い言い方をすると『英語教育学修士課程』ってことになるんだと思います、通常大学院で2年間かかって学びますので。

もちろん日本国内では「は?ティッソル?何それ?」って感じで、一般の人にはほとんど周知されていないとは思いますが、実はこれ、すごい権威ある資格なんですよ。(>_<)
実際、言語学とか教育学とかを真剣にやる人なら大抵この課程のことは知ってると思いますし、NHKのビジネス英語のテキストなんかを見るとですね、一番最初に講師の紹介(日本人講師とネイティブ講師の両方)がされてますが、そのネイティブ講師の学歴をみると必ず「どこどこ大学でTESOL取得」って書かれてたりするんですよね。

このTESOLで具体的に何をどう学ぶかというとですね。

まず、①英語という言語そのものについて学ぶわけです、英語の歴史・英文法など。その他に、②英語が学習されてゆく過程とかについて、脳の作りや心理学についての知識を加味して理論的に学ぶんですね。そして、③具体的な英語を教える方法も学ぶと。Listening・Speaking・Writingなどのテーマごとに自分でレッスンを考え、実際にクラスで授業をし、そもそものカリキュラム構成から指導案の作成、模擬授業をしまくるという感じ。

特に、③具体的な英語を教える方法というのは、数十種類の確立された方法があるみたいなんですよね。例えば、ボールを蹴らせながらリズムにあわせて数字を1から順に発音させるとか、絵だけが描かれたカードを「パパパパっ」てみせて、それにあわせて単語を言わせてくとか。

さっき言及したNHKのラジオのビジネス英語なんかを注意深く聞いてると、完全にTESOLの方法にのっとっているな、て感じたりするんですよね。例えば、「長い英文1文を言わせ、そのうちの1つの単語だけを他の単語に切り替えてもう1度その文を言わせ、またさらにその単語を別の単語に切り替えて言わせる」とか、「新しく学ぶ英単語の意味を日本語で言ってしまうのではなく、あえて英語で説明してその単語の意味を理解させる」とかをNHKではやりますが、こういうのはまさにTESOLで教わる教え方だと思うんですよね。ついでに言うと、ピンクのうさぎの学校もTESOLを全面的に取り入れてると思います。言語レベルを測るために、日常のちょっとした過程(お米の炊き方・コーヒーの入れ方等々)を英語で説明させたりとか(意外にこれは相当難しい)、或いは生徒同士で英語で会話させたりとかするみたいだし。こういうのも、みんなTESOLで扱われる典型的方法なんですよね。

ここでちょっと誤解しないでいただきたいのは、このTESOLは、それを通じて「英語を学習する」という課程ではなく、前述したような方法を使っての「英語の教え方を学習する」課程だということです。ですから、そもそも英語が母国語で、しかも言語学とか教育学とかを大学学部で学んだっていうアメリカ人・カナダ人とかの先生たちが、さらに効果的に英語を教える方法を学びにくる課程なんですよね。

最近どうやら上智大学がこの課程を実験的に始めようとしてはいるみたいですが、今のとこ日本国内ではこの英語教授課程を修めることは不可能なので、この資格を日本人で取りたいという人は、北米の大学院に留学せざるを得ない状況かと思います。そもそも本来英語を母国語とする人が、国内の外国人労働者を相手に英語教えたり、或いは国外で言語教育に携わるための課程ですから、英語を公用語としない日本で、国内の研究機関がこの課程をやるとなると、上智大くらいの高度の専門性あるとこでもかなり厳しいであろうというのは、容易に想像がつくような気もします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、エホバの証人の『言語訓練コース』に話を戻しますと、なんとですね、なにやらこのTESOLの方式で言語教育を施してるということになってるらしいんですよね。

具体的には、この『言語訓練コース』が始まる前に、『言語訓練コースの教訓者になる人たちの訓練コース』てやつがベテルで開かれたみたいなんですよね。エホバの証人信者で、カナダの教育機関でTESOL課程を教えてるって人が日本のベテルにやってきて、英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語あたりの外国語会衆に交わってる奉仕者たちを、言語ごとに何人かずつ一度に呼んで、TESOLの授業をやったみたいで。で、この『教訓者の訓練コース』で言語教授方法を学んだ兄弟たちが、各地の『言語訓練コース』でそれぞれの言語を教えると。そういう図式になっとるらしいです。

で、ここまで聞くと何やら聞こえは良いですが、まあその実質は外見とは著しくカイリしているワケなんですよね、例のごとく

実際にベテルで開催された『言語訓練コースの教訓者の訓練コース』、まあとにかくいろいろおかしな点があるんですが、とにかく1番おかしいのは、期間なんですよね。

上に書いたように、本来TESOLは通常大学院で2年間かけて学ぶものなんですが、ベテルでの『教訓者訓練コース』は2週間でやったそうです。
(ー_ー)…

まあ土日はお休みでしょうから、10日間てことですよね。
しかも、この課程はそもそも『英語教授法』ですから、講師は英語でしか話せないワケですよね、なので逐一日本語への通訳が入ると。そしてさらに、中国語だのスペイン語だののネイティブの兄弟たちが来てて、かつ、ほとんどが日本語わからんちんだったみたいですから、さらにそれらの言語への通訳も入ると。なので、講義の時間はさらに3分の1になると。
(ー_ー)…

つまり、北米の大学院で2年間かけてやる課程を実質3日程度の時間でやったってことですよね。

しかも、TESOLは『前期博士課程』ですからね、本来の課程では相当高度な教育もするワケですよ。例えば、今回の日記の上のほうの、「TESOLで具体的に何をどう学ぶか」というくだりで、②英語を学ぶ過程について、「脳の作りや心理学についての知識を加味して理論的に学ぶ」と書きましたが、これだってね、『文法・語彙等主要言語機能は脳の左半球優位で声の抑揚・比喩の理解は右半球優位』とかから始まって、『ウェルニッケ領域』がどうたらこうたらとか『ブローカ領域』がなんたらかんたらとか、相当なとこまでやるワケですよね、ちゃんとしたTESOLだと。社会学とか社会心理学についても学ぶし。

どせいさんの親しい人にも、(本物の)TESOLの資格持ってる人3人いるんですんね、2人はすごい権威ある大学で語学や地域文化研究の専任講師やってて助教授一歩手前っていう若い人たちで、もう一人は高校で長年英語教育してきたっていうかなり年配の方。で、この人たちが口を揃えて言うのが、「とにかくキツかった、とにかくしんどかった」ていう感想なんですよね。

 
 
本来そんな感じに2年間かけて学ぶ課程を、ベテルで実質3日程度でやったと。

まあ、エホバの証人の方たちがこれをどうとらえるのかどせいさんは知りませんよ、「兄弟たちは素晴らしい精神を示すのでより多くを学んだはずだ」とか考えるのかも知れません。

しかしね、通常の感覚もった人間で、まじめに語学とか学んでる人間なら、ここまでデタラメな状況みると、あまりにふざけた話だなあと、気分すら悪くなるレベルだと思うんですよね。そして、言語教授方法の修得としては、無論全くゼロ・全く何の意味もないとみなすのがまともな判断だと思うんですが。

エホバの証人サイドとしては、正式なTESOLの課程修めさせることが目的ではなく、要するに言語を教える方法だけ集中的に学べばいいのだから、これでもかなり効果的なはずだっていう考えなのかも知れませんが、ちょっとやっぱりあまりにもデタラメすぎる気がしますよね。

そもそも、『教訓者』ってことで呼ばれた兄弟たちも、先生の資格も経験もない、当然学位すら持たない人たちばかりで、しかもネイティブの参加者は結局みんな日本に来てる外国人労働者だったみたいなんですよね。

まあね、エホバの証人組織の中でいわゆる「霊的資格」については世の教育は関係ないとかなんとか言うのはそれはわかりますよ。ただ、こういう技術的なこと、特に頭脳労働系の技術養成に関してすらそういうのを持ち出すとなると、ちょっとマトモな判断能力があるとはとても思えない感じになりますよね、異常な判断能力に不気味さすら感じる。

そういう外国人労働者として日本に来てる兄弟で、『言語訓練コースの教訓者』としてベテルで訓練受けたって人には、日本に何年もいながら、日本語の日常会話すら全くできない方たちもいたみたいなんですよね。実際考えてみると、本来日本で生活しようとしてる外国人の兄弟たちなんかは、その人たちの方が日本語を覚えようとするのが筋ではないんでしょうかね。結局その人たちが、全く学習習慣を欠いているために日本語を覚える努力すらしないので、多くの日本人奉仕者がその人たちの言語を覚えて援助しようとしているのに、日本語を覚える努力を一切せず、日本に住みながら日本語でろくな会話もできない人たちが、日本人の『言語訓練コースの教訓者』になるという、いろんな意味でおかしな現象が生じているわけですよね。しかも誰もそのことを疑問に思わないと・なんとなくこういう人たちが現実に『言語訓練コースの教訓者』として敬われ、言語についての『訓練』を与えると。

まあ、こんなような『教訓者』から言語を学んでも、喋れるようにはならんと思うんですよね。

 
 
 
 
 
 
 
てなワケで長くなりましたが、『言語訓練コース』の教育レベルについていろいろ考えると、その卒業生のレベルについても、大変納得がいくワケなんですよね。

ま、エホバの証人の方の中にも、虚栄心が強いばかりで“霊性”も知性もなさそうな変な兄弟姉妹たちが『言語訓練コース』に呼ばれてゆくのをみて、実際のとこどんな訓練受けてるのかわからないから大きな声ではいえないけど、けっこう陰で、

「あんなコース行ったからって喋れるようになるのかしら!ふん!」

て言ってた方も多いのではないですかね。

 
 
 
 
 
 
そういう人のためにどせいさんがハッキリいいましょう。

 
 
 
 
「あんなコース行ったくらいで、言語喋れるようにはなりません。」

 
 
 
もし『言語訓練コース』いってしゃべれるようになった人がいたら、そういう人はそんなもん行かんでもしゃべれるようになった人たちだとオモイマス。