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2005年8月30日

エホバの証人のでき方⑬

えっと。
(^∀^)

そうですね、まず③の、「正しく聖書を理解してるからエホバの証人組織は唯一真の神の組織だ」という主張なんですが。

 
エホバの証人の人たちは、たとえ年代計算のひとつやふたつ間違っていたとしても、その他の聖書理解については,組織は依然、唯一信頼できる団体なのであって、引き続きこの組織のもとにとどまりたい、て考えたりもするかもしれないですよね。

思うにそういう人たちは、エホバの証人の聖書理解は、ラッセル時代からの独自の勤勉な聖書研究の賜物として他に例をみない完全にオリジナルなもので、それゆえに自分たちの組織は、他の全ての偽りの宗教から一線を画しているのだと考えてると思います。

だから、ひとつやふたつやみっつやよっつくらい、どでかい間違いがあったとしても、「じゃあ他にどこの団体がエホバの証人より正しく聖書を理解してるんだ」ぐらいの勢いなわけでして、ハイ。

まあ何度もいいますけど、どせいさんは自分ではあまり宗教とかは信じてないですし、ましてや「エホバの証人の代わりに真理に導いてくれるのはこの組織ですよ」って他の宗教勧めるインチキ宗教家みたいな真似をする気は毛頭ナイデス。

( ̄∇ ̄;)ハハハ

そんな気はまったくないんですが、でもね、それなりに世の中をウロチョロしてきたものとしてですね、まあ例によって、ホントにエホバの証人の教えが、エホバの証人の人が考えているような特別なものなのか、外からみた場合の印象を伝えることくらいしても、怒られはしないんじゃないかと思うんですよね。

 
 
 
 
 
 
では、エホバの証人の人たちが自分たち独自の特徴だと考え、それゆえに自分たちを世の多くの偽りの宗教と完全に分けられた者とさせてると考えてる多くの教えが、本当に本当にほんとーに(>∀<;)(←しつこい)エホバの証人独自のものなのかというと。

 
 
…。

 
 
 
 
なんといーますかまあ、

 
 
 
 
外部からフツーにながめると、

やっぱり独自のものとはとても言えないと思えるんですよね。

( ̄∇ ̄;)スマンコッテスタイ

 
 
 
社会学とか社会心理学とかやる人にとって、エホバの証人みたいに、100年以上の歴史があって、先進国中心に数百万単位の信者がいる宗教ってのは、「カルト教団」とか「新興宗教」ではなく、「新宗教」ってやつにカテゴライズされると思います。

そんでね、エホバの証人の人たちの教えの多くは、エホバの証人独自の教えというよりも、この「新宗教」に特有の典型的共通点を多く有する教えのように思えるんですなコレガ。

まあ、ペンテコステ派のとこでわりと具体的に書いたので、どういうことなのかイメージはわくと思うけど、一応、いくつかの文献に触れますね。

 
えっとね、ふだんおうちでマンガ本ばっか読んでるどせいさんだってね、難しい文章読むことだってあるんですよ。
(^∀^)エッヘン

 
 
 
 
わかりやすいな、と思うのは、Gussener,R.E.,&Berkowitz,S.D.て人たちが書いた論文なんですよね。*注2

この論文の中でこの人たち、新宗教の3つのタイプとして、キリスト教系・東洋の神秘系・自己啓発系の宗教をとりあげて、

究極の実在
最高善
悪の根源
最高権威
指導者のタイプ
修行者の道
社会との関係
歴史との関係
脱退者との関係

についてそれぞれ何を教えてるかをまとめてるんですよね。

そして、キリスト教系の新宗教の特徴として、

究極の実在   → 創造者としての神のご意思が世界の道徳律である
最高善     → 罪が贖われることによる個人の救済
悪の根源    → 人間の不従順、うぬぼれ等
最高権威    → 不謬とされる聖書の文字通りの解釈
指導者     → 神の言葉をふれ告げる伝道者・警告する者
修行者の道   → 廉直であること・義に厳しいこと・聖書研究・信仰
社会との関係  → 不道徳な今の世から来るべき世への逃れ
歴史との関係  → 歴史的使命を果たす・キリストの再臨を待つ一方、世界の人々へ福音を伝える
脱退者との関係 → 背教行為は神の力を弱める脱退は悪魔の手ほどき

ていうことを教えるって指摘してるんですよね。

どせいさんは、エホバの証人の教えって、だいぶこれに当てはまるような気がするんだけどどうですかね。

 
念のためにいいますと、別にGussenerとBerkowitzは、エホバの証人を研究してその特徴をまとめたわけではないんですよ、アメリカのたーくさんのいわゆる「新宗教」の教えについて、その特徴をまとめただけなんです。

 
なのに、 なにやらエホバの証人の教えの特徴を説明されてるかのような印象をウケル・・・。

 
つまり、エホバの証人が、聖書そのものの研究の重要性を強調し、「忠実で思慮深い奴隷」を見張りの者、警告をふれ告げるものと呼び、現在の汚れた世から離れることを人々に勧め、二度と繰り返されない現代にとって最も大切なのべ伝える業の重要性を訴え、そのようにしてエホバの証人独自のものと思える教えを強調すればするほど、結局、世に多く存在する他の「新宗教」との教えの上での共通点を強調する結果になるわけですよね、いってみれば。

( ̄∇ ̄)スカーン

 
 
ちなみにエホバの証人そのものを対象にしてる論文てのも、結構あるんですよ。

たとえば、Lawson,R.て人は、新宗教の教団と国家との関係について論文書いてるんだけど(*注3、その中で、同じミラー派(Millerite movement)の流れを引く二つの新宗教として、安息日再臨派(Seventh-day Adventists)とエホバの証人(Jehovah’s Witnesses)について比較してるんですよね。

 
 
 
長くなったので続きはまた次回

 
 
 
 
 
 
 
 
 
*注2
Gussener,R.E.,&Berkowitz,S.D.1988
Scholars,sects and Sanghas,Ⅰ:recruitment to Asian-based meditation groups in North America.
Sociological Analysis,49,136-170.

*注3
Lawson,R.1995 Sect-state relations:Accounting for the differing trajectories of Seventh-day Adventists and Jehovah’s Witnesses.
Sociology of Religions,56,351-377