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JW.com » エホバの証人のでき方⑯

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「エホバの証人」についての情報サイト

2005年9月13日

エホバの証人のでき方⑯

最後に。
念のため、エホバの証人の人たちが、自分たちが唯一真の宗教だといえる根拠と考えてる3つの点のうちの、残った2番目の根拠、

②エホ証組織は1914年の前後に発生・発展し、しかもその年の特殊性を事前にふれ告げていた

ていう点について簡単に書きますね。
(^∀^)もういらん気もスルガ・・・

 
 
 
 
まあ、なんといいますか、これもね、結局年代計算が全然間違っちゃっている以上は、その年の特殊性をふれ告げていればふれ告げているほどダメダメだってことになるわけですが。

( ̄∇ ̄;)ドヨ~ン

 
でもね、確かにそれは動かせない事実なんだけど、ま、ここは仮に1914年が今のエホバの証人の理解どおりのスペシャルな年だと仮定してですよ。
年代計算について完全にエホバの証人側の考えにのっとった上で物事を考えたとしても、それでもやっぱり「1914年の特殊性を事前にふれ告げていたからエホバの証人は神に用いられている」ってのはかなり厳しい気がするんですよね。
(^∀^;)ゴメンネ

 
どういうことかというとですね。

この点についての今のエホバの証人側の説明って、

「初期の証人たちは、年代計算すると1914年にイエスの臨在と王としての支配と『終わりの日』が始まるのが理解できた。そして終わりの日のしるしには戦争や地震があるとわかってた。その点について何年も前からふれ告げていたら1914年に突如第一次大戦が勃発した(^∀^)キャー!(>_<)ぴったり!」

てな感じなワケですよね。

 
エホバの証人の人たち全体になんとなくこういう共通の理解が存在しているのではないですかいな。

 
 
 
までも本当にこんなテンマツだったのかというと。

 
 
まあ

 
 
残念ながら

 
 
ヤッパリ

 
 
だいぶ違うみたいですよね。

 
 
( ̄∇ ̄;)スカーン

 
 
 
 
まずね、実際のところは、エホバの証人組織は約50年にわたってイエスの臨在は1874年に始まったとしてたらしいですね。

これを聞くエホバの証人の人は、「あ、それはもうだいぶ初期の頃、まだ真理の光が輝きを強くする前の話ですね」みたいなことを言うかもしれないです。

でもね、このイエスの臨在は1874年という理解は、1914年から15年後の1929年になってもまだ教えられていたそうです。

まあこの時点ですでに「1914年の意義を事前にぴたりと言い当てたからエホバの証人は真の宗教」という命題は完全に崩れちゃう気がするんですよね。だって「1914年より何年も前からその年がイエスの臨在の年ってふれ告げていた」ってのは真実ではないんだもん。

どせいさんだけかな?そう思うの。
(>∀<;)ヌハー

さらに付け足すと、イエスが王国支配を開始した年についても、エホバの証人は数十年の間、1877年と教えていたというのが本当のところみたいで。この見解が変わり始めたのはシーダーポイントの大会だそうなので、1922年て事ですよね。

まあこういうの挙げてくと、実際キリが無いんですよね。
(^∀^;)

ちなみに「終わりの日」が始まったのも、50年の間1799年と教えていたみたい。油注がれた者の復活も、今は1914年から3年半後の1918年と教えているけど、40年の間1881年と教えてたそうで。大いなるバビロンの倒壊も、今はやっぱり1914年を基準に考えて1919年といってるけど、40年間の間、1878年と教えてたそうでして。*注6 こういう、今にしてみれば何の意義もインパクトもないと思える19世紀の年号をいろいろ教えていたっていうのは、前述したミラーとかブラウンの考えを全面的に影響されてのことなんでしょうね。

まあね、「何十年もの長年の間」間違った年代を教えてたっていう点は、この際どうでもいいんですよ

だってエホバの証人的には「聖書の理解は神のご意志のときに調整が加えられ、神のご意志の時に真理は輝きを増す」って理解されてしまえば、50年だろうが5000年だろうが、その間間違った見解に支配されるのも、言ってしまえば神のご意志なのだから。そこに矛盾は無いわけ。

 
致命的なのは、「事前にキリストの支配・キリストの臨在・終わりの日が始まるのは1914年だとふれ告げていたから、エホバの証人は唯一真の宗教」というようなことを強く匂わせておきながら、実はこれら全てについて、「それが起こったのは1914年だったと事後に、しかも10年とか15年とかかなり後に言い出してる」という事実なんですよね。

そして、事前にピタリと当ててるわけではないという点で、「神の是認を受けている」という点で何の証明もなされていないだけではなく、あたかも事前に言い当てていたかのように信者に思い込ませている点に、かなりの不誠実さを感じる。

(>∀<)=3 フンガー!
プンプン

 
 
 
こうやっていろいろ調べててとても興味深かったのはね。エホバの証人は、今は、キリストの臨在・王国の支配・終わりの日の開始の3つは全て1914年に起こったと教えているけど、実はかなり長い間、クドイけど1914年が実際に過ぎて何年もたってからも、それぞれバラバラの年号を教えていたっていう事なんですよね。それが事後に全部整理されて、実は1914年に全てが起きたんだとひとつの年にまとめられたのは、やっぱり後になって振り返ってみて1914年=第一次大戦の年の持つインパクトを考え、その年にこれらの教えの全ての根拠を担わせようと意識的にか無意識的にか考えられ、統合されたのではないかと強く推認させる感じがしますよね。

本当にそうなのかどうかどせいさんは知りませんよ。
知らんけど、でもまあ、「聖書を勤勉に学んでたので1914年がキリストの支配の年だと事前にわかってました」っていうエホバの証人側の説明は少なくとも成り立たないワケですよね。
一方で、どせいさんみたいに考えると、少なくともいろいろハナシはつながるし説明もつくのよね。

 
 
 
 
ではね、エホバの証人は1914年について何もいってなかったのかというと、まあそうではないんですよね。でもね、1914年について何を言っていたかというと、地上にある支配体制が完全に破壊され、ラッセルとその追随者たちが天へ取り去られる年だ、と予言してたみたい。

でこれはさ、ていうかこれもさ,全部完全無欠にはずれちまったわけですよね

 
 
ていうことでね。

結局エホバの証人は、

イエスの臨在は1874年に始まった、
イエスの王国支配は1877年に始まった、
終わりの日は1799年に始まった、

っていってたわけですよね。
肝心の1914年が過ぎて何年も経った時点でさえも

 
 
まこれ事実ですからね、否定しようがないんではナイカイ。
(^∀^;)

それなのになんでか、当のエホバの証人たちは
「1914年の何年も前から、その年にイエスの臨在・王国支配・終わりの日が始まるとふれ告げていました!
(^∀^)キャー!(>_<)ぴったり!」
って思っちゃってるってことなんですよね。

残念ながら。
( ̄∇ ̄;)ハハハ

 
 
 
まあね、なんでこうなってるのかって言うとね、やっぱりものみの塔協会の文章の書き方とかみると、かなり不誠実ですよ。「年代計算をすると、1914年にイエスの臨在・王国支配・終わりの日が始まるとわかります。終わりの日のしるしには戦争があります。そして1914年には第一次大戦が勃発しました。エホバの証人は1914年の何年も前から『1914年に注意せよ!』とふれ告げていました」

みたいな書き方するんですよね。

これはさ、よっぽどうがった見方する人でなければさ、エホ証が1914年の何年も前から、その年にイエスの臨在・王国支配・終わりの日が始まるとふれ告げていたってとらえるでしょ。でも実際は、これら全てについて、1914年後もトンチンカンな年を教えてて、1914年については

 
「おれたち天いくぜい!絶対いくぜい!見てろよ!
( ̄∇ ̄)ハハハハハ」

みたいな事を言ってて、そんでしかもはずしてるってのが事実なんだよね。

 
 
 
 
ちょっとね。
(^∀^;)

こういうさ、「真実ではないことを、『これこれこうでした』ってハッキリ明言はしないんだけど、どう考えてもそういう結論に至るような言い方をしてほかの人にそれを信じ込ませ、それでいてあとからそれが真実でないことを非難されると、『いや、そんなことを明言した覚えはない』みたいなことを言う」ってのはね。
まあ、普通の人間性もってる人だったらやってはいけないと誰もが思うことだよね。

ましてや自分たちが相手としてるのが、多くのエホバの証人の人たちみたいに、純粋で誠実で人を疑うことを知らないそれでいて向上心もあっていわれることは素直に積極的にやる人たちだとわかっていたら、よほど卑怯で男らしくない汚いやつか、確信的に悪魔に魂売ったような極悪人でなければ、こういうことはできないって、ハタから見ると思いますね。

 
 
 
 
 
 
 
さて。
あれですね、なんとなく書いてきた「エホバの証人のでき方」ってのも、なんかツラツラ続けるうちに「その⑯」まできてしまいましたね。

 
 
 
 
 
まあ書いてきた内容を簡単に2点にまとめちまうと。

まず1点は、エホバの証人の人たちの、「自分たちは唯一真の宗教だ」という主張は、エホバの証人側からの説明を聞くと、大変筋が通ってて説得的だということですね。なので、エホバの証人の中にいて自分たちの正当性を確かめようといくら調べても、その正当性について確信を深めるばかりだと思います。特に論理矛盾もないし。ついでに言っちまうと、生半可な態度でこの点についてのエホバの証人の教えを攻撃しようとしても、逆にエホバの証人側の確信を強める結果に終わるだけだと思いますね。

そして2点目は、じゃあいわゆる世の人がキチンとエホバの証人の説明を聞いた上で、やりたい放題色々調べるとどう感じるかというと、自分がエホバの証人になりたいとはあんまり思わないって事ですかね。

 
 
長々続けました「エホバの証人のできかた」シリーズも、なんか無駄に長くなってきた気もするし、無限に他のテーマとつながるとイヤなのでこれで終わりにします。

このブログ呼んでくださってる方々、是非感想聞かせてくださいな。
(^∀^)

 
次回はちょっとこのシリーズ書いててエホバの証人の本質について色々考えたことを、オマケとして書きますね。

 
 
 
 
*注6
レイモンド・フランズ『良心の危機』(せせらぎ出版 2001年)
200.201頁