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2006年8月8日

エホバの証人問題を整理する-15

宗教法人「法の華三法行」の修行代などの名目で、約1億5000万円をだまし取ったとして、同法人の元代表福永法源被告は詐欺罪に問われ、2005年の7月15日に、東京地裁で懲役12年の判決が言い渡されたわけなんですが。

この時の判決が重視したのは、福永被告が不安をあおる言葉を連ねた『マニュアル』なるものを作成してそれを使うよう指示していたこと、また、『天声』とされるものの内容が幹部会議で決定されていたこと、そしてこれら全てが、とにかく信者たちから「金銭を巻き上げること」にダイレクトに直結していた点だったようです。

つまり、「宗教団体が金を巻き上げていた」というよりも、「金を巻き上げるための組織的詐欺団体が、宗教の形を取っていた」という構図だったといえる感じでして。

実際、判決理由で裁判長は、「『足裏診断』と称して不安をあおり、修行で病気が治るなどと虚言をろうし、法外な金をだまし取った」点につき、「職業的に敢行された組織的詐欺」と表現したようです。

確かに、ここまでキレイに「財物の取得のために」、宗教的欺罔行為がなされたケースであれば、詐欺罪の成立は妨げられないのかもしれません。
(もっとも、それでも4年以上の捜査を経ての立件だったわけですが。)

翻って、エホバの証人の行っている『欺罔行為と思える教え』がもたらす効果を考えてみると、確かにこちらの方は、「明らかに財物の取得」に主眼を置いたもの、とはいえないのではないかと思います。

エホバの証人の、特に上層部が、何を究極の目的として活動を続けているのかは、よくはわかりません。

ただ、恐らくは、

「この世の終わりが近く、自分たちだけが神の是認を受けている」

という独特の世界観を作り上げ、その独特の世界観の中にどっぷり漬かりながら、

「自分たちは特別な民」
「そしてその特別な民の中でも自分たちはさらに特別な、『神の経路』」

などと思いながら、権威欲・自己顕示欲を満たすことが大きな動機となっているのではないかと容易に推測されるのではないかと思います。

或いは、

「自分たちは幾百万という数の人たちを究極の正しい道へ導いてる」
「自分たちの導きのおかげで多くの人は文字通りの命を得ている」

などと、極めて独り善がりな、うぬぼれの強い満足感を勝手に抱いて悦に入っているのかもしれません。

そして、それゆえに、自分たちの世界観を攻撃して、その満足感をある意味しらけさせる人間や、自分たちの存立基盤を揺るがす人間には我慢ができず、ヒステリックでなりふり構わない見苦しい攻撃を加えようとするのかもしれません。

 
 
でですね。
なんにせよ、この手の彼らの歪んだ欲求は、決して褒められたものでも敬意に値するものでもないものの、「極めて精神的かつ純粋に宗教的なもの」とも言いうるものではあるわけです。

つまり、醜くて倫理にもとるものであっても、世俗的なものではなく、金銭等財物そのものをダイレクトに要求しているわけではないといえるわけです。

実際、エホバの証人にかかわって多くを失う人は後をたたないとはいえ、その失うものというのは、大抵、「家族関係」「人生の意義」「事実上の教育を受ける機会」「事実上の恋愛をする機会」等々であって、金銭そのものを露骨に、脅迫的かつ詐欺的に要求されることはないわけです。

こうしたことを考えると、ものみの塔の行う欺罔的行為は、刑法上の詐欺罪に該当するものではなく、もう少し違った次元で問題となるものではないかと考えられるわけです。